今回おすすめさせていいただく本は『トヨタの非常識な仕事のルール』です。この本を読めばきっと仕事の生産性を向上させるヒントが掴めるはずです。
仕事に追われ、言い知れぬ不安と焦燥感のせいで、モヤモヤとした日々を過ごしていませんか?休日もなんだか鬱々として心の底から楽しめない。常に得体のしれない何かに追われている気がして心が休まらない。
この不安や焦燥感はなぜ生まれるのか。それは自分の仕事をコントロールできていないからです。これは物理的にも精神的にも仕事に追われ、仕事に支配されてしまっていることが原因です。逆に、自らが仕事を支配することで、この不安や焦燥感は消えていきます。
それでは、どうしたら仕事をコントロールできるようになるのか。スキルアップを図ったり、様々な知見を高めたりと、自身の能力を向上させることを一番に思い浮かべる方も多いかと思います。
が、仕事ができるできないを分ける要素の8割は、要領の良さです。そしてこの要領の良さは、あるルールを守るだけで身に着けることができます。そんなルールが、今回ご紹介する本『トヨタの非常識な仕事のルール』にたくさん書かれています。
このルールの中から今日から一つでも試していただけると、その効果を感じていただけるのではないかと思います。
『トヨタの非常識な仕事のルール』内容のご紹介(一部のみ)
このタイトルのとおり、この本に書かれているルールはトヨタのルールとなります。正直どれもこれも基本的なことばかりで、革新的な内容があるわけではありません。でもこの基本的なことを徹底して行っているからこそ、世界のトヨタと言われている所以なのでしょう。
業務の効率化や人材育成など、体系的に30ものルールがまとめられており、経営層や中間管理職、新人の方にも幅広く役に立つ内容になってます。
そのルールの中から1つご紹介したいと思います。
「拙速で何が悪い?」
トヨタには巧遅より拙速という言葉があるそうです。巧遅とは、丁寧にやろうとして遅くなってしまうこと。拙速とは、つたなくてもいいから早く動こう、ということです。
仕事がなかなか終わらない、仕事がまったく回らないという方は、まじめで完璧主義な方が多いのではないかなと思います。
このルールを端的に説明すると、完璧を求める必要はないということです。準備が7割ぐらい整った段階で、動き出してしまえばいいのです。動きながら軌道修正をしていけばなんら問題ありません。
最初から完璧を目指していては、いつまでたっても動き出すことはできません。そもそもビジネスに正解や完璧は存在しません。流れの早い現代のビジネスシーンでは、スピードこそが正義なのです。
完璧主義よりも完了主義。まずはどんな形でも早く終わらせることを意識することが大事なんですね。
このように様々なルールがこの本には書かれています。このルールを今日からすぐに一つでも自分に取り込めば、あなたの仕事の生産性も向上し、仕事に追われることも少なくなると思います。是非おすすめですので、一度ご一読いただければと思います。
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