外山 薫さん 著、『息が詰まるようなこの場所で』のご紹介です。
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あらすじ(ネタばれなし)
タワマンには3種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だ――。
大手銀行の一般職として働く平田さやかは、念願のタワマンに住みながらも日々ストレスが絶えない。一人息子である充の過酷な受験戦争、同じマンションの最上階に住む医者一族の高杉家、そして総合職としてエリートコースを歩む同僚やPTAの雑務。種々のストレスから逃れたいと思ったとき、向かったのは親友・マミの元だった。かつては港区で一緒に遊び回り、夢を語り合った二人だったが――。
幸せとはなんなのだろう。
逃げ場所などない東京砂漠を生きる人々の焦燥と葛藤!
この小説の情報
タイトル:息が詰まるようなこの場所で
著者:外山 薫
ジャンル:日常系
発売日:2023年1月30日
本の長さ:229ページ
読み終わる時間の目安:5~6時間
『息が詰まるようなこの場所で』おすすめのポイント(ネタバレなし)
とあるタワマンを舞台に、様々な家族の物語が展開される群像劇。隣の芝は青い。一見幸せそうに見えても、その実様々な悩みや問題を抱えていたりする。読後感は雨上がりの青空の下にいるような爽やかさで、とにかく今という時間を、大切な人と丁寧に過ごそう、と前向きな気持ちになれます。自分の人生を見つめ直す良いきっかけになる一冊。
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