今回は横山秀夫さんの小説『クライマーズ・ハイ』のご紹介です。
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クライマーズハイ(横山秀夫さん著)
1995年に実際に起こった日航機墜落事件を元に描かれたフィクションです。
フィクションではありますが、著者の横山さんが元新聞記者、しかも当時の事件を担当したといこともあり、その内容や描写は非常にリアルです。
事故の詳細もリアルですが、登場人物の心情が生々しく描写されています。心をえぐられるほどの臨場感をぜひ体験していただきたいと思います。
おすすめのポイント
報道の在り方はどうあるべきか、そもそも報道とは何なのか。主人公の自問自答が描かれています。
清い志と功名心の狭間での葛藤、そしてその葛藤から難産で生み出した志。しかしそこに生じる、自分の志と組織が目指す方向性との大きな乖離。
その大小はあれど、サラリーマンなら少なからずある葛藤ではないでしょうか。
仕事の辛さと楽しさを教えてくれる小説です。
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