根本聡一郎さん著、『ウィザードグラス』のご紹介です。
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あらすじ(ネタバレなし)
連絡が途絶えていた兄から大学生の陽輝あてに、ある日突然に眼鏡型のデバイスとタブレットが届く。その眼鏡は他人のスマホの検索履歴が見えるというウィザードグラスという機器だった。兄がこの謎の機器を送ってきた理由とは。
この小説の情報
タイトル:ウィザードグラス
著者:根本 聡一郎
ジャンル:ミステリー・サスペンス
発売日:2019年3月13日
本の長さ:344ページ
読み終わる時間の目安:3~4時間
『ウィザードグラス』おすすめのポイント(ネタバレなし)
ありきたりな表現でいうと「ユビキタス」や「IOT」への警鐘がテーマとなっています。まずはその設定のおもしろさに序盤からぐいぐい物語に引き込まれていきます。
根本さんの作品は他にも「プロパガンダゲーム」や「人財島」などありますが、とにかくその設定の秀逸さに惹かれます。どの作品も、非現実的な設定でありながらも、近い将来、もしくはこのもう既にこの世のどこかに存在しているかもしれないという、絶妙なラインの世界感が物語への没入感を高めてくれます。
本作も、現実的にはありえない、いきすぎた設定だと思いながらも、実は現実世界でもありえる話ではないのかと、少し恐ろしさを感じる設定になっています。
物語もテンポよく進んでいき、読みやすい小説となっています。
根本聡一郎さんのおすすめの小説
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根本聡一郎さんオフィシャルサイト
根本聡一郎|Soichiro Nemoto
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